南口恵一の経歴を含めた自己紹介 PART3です。
前回の話はこちら
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PART2 給料なんて自分で決めるものだと28歳で起業したけど・・・。
駅前ビルのテナントのお店は閉店したので、新たなビジネスとしてインターネットの通販ビジネスを選びました。
築40年近い古びた事務所からの再出発です。
今まで来てもらっていたスタッフは全員辞めてもらい、人件費とテナント料などの経費が大幅に削減できるので通販ビジネスを選びました。
その当時、Amazonは本のみの販売で楽天市場の出店も非常に高く、まだそんなに有名ではない時代でした。
私はショッピングカートを利用した自社の通販サイトを作り販売を始めました。
SEO対策といって、検索上位になる方法を学んで実践していると売れていきました。
検索上位になるまで3ヵ月はかかりましたが、あるキーワードで検索1位をとりました。
すると、
昨日も売れた、今日も売れている。今月の利益はもしかして!?
なんと店舗時代よりも経費が激減したので、少しの売上で十分な利益が出てきました。
インターネットの通販ビジネスに手ごたえを感じ、さらに通販サイトを立ち上げ売れる商品を増やしていきました。
店舗で商品を販売していた時よりも、給料を多く家に入れることができるようになり、それが半年ほど続きました。
しかし、目まぐるしいインターネットの世界です。
すぐにライバル店が現れ、今まであった売上げが半減するようになってきました。
有料の広告を出してみますが、ほとんど売れず広告費だけが膨らんでいきました。
どうしよう・・・とインターネットで今の現状を打開する情報を探す日々。
そんなときに、
Amazonでは本以外の商品が売れる!ということがネット業界で広まり、中国の安い商品を仕入れるとものすごく儲かるという情報が入ってきました。
自社サイトではすでに中国本土へ仕入れに行ってアクセサリーの販売を始めていたので、売れる商品情報を調べて中国の問屋をまわりました。
初月はたった数万円の売上げだったのですが、6か月後には30倍もの売上げになり、Amazon物販の幕開けになるのでした。
ヒットする商品は月に数百万円も売れていき、在庫の補充に悪戦苦闘。
商品の注文から日本の倉庫へ到着するまで1か月かかるのでかなりの量を前もって発注する必要があります。
凄いスピードで売れるので、商品の注文で現金が必要なのですが、売上げの入金が2週間ごとなので仕入れ金額が不足になる事態にもなりました。
リスク回避をするために、Amazonだけでなく楽天市場やヤフーショッピング、au Payのショッピングモールにも同時出店を申し込みました。
さぁ、販路拡大だ!とお手伝いしてくれるスタッフも雇用したところ、また事件が起こりました。