小売店の方からインターネット通販に参入したいのですが、どのようにすればよいのですか?というお問合せを多く頂いています。
どのECモールに出店すればいいのか、どのような商品を販売していけばいいのか、商品ページはどうつくるのか、というような様々な問題点があると聞きます。
今回はそのご質問について、解説していこうと思います。
インターネット通販を始めるときには、
■ECモールに出店
■自社サイトでの販売
この二つに分かれてきます。
ECモールというのは、Amazon、楽天市場、ヤフーショッピング、au Payマーケット、Qoo10などがあります。
自社サイトを構築して、商品を販売していく方法もあります。
自社サイトに関しては最初は集客がとても大変なので、手数料を払ってECモールに参入するほうがおススメです。
ECモールに参入することで通販のコツや顧客対応、商品ページの作り方など、通販の流れが分かってきます。
費用としてAmazonに出店するには月4900円+消費税、楽天市場では1万9500円の出店料になります。
自社サイトだと、3000円+クレジット決済で2000円ほどかかるので、ECモールへの出展費用同じくらいの金額がかかります。
また、BASE(ベース)という無料で出店できるサイトもありますが、無料とはいえプラスで色々とお金もかかってきます。
決して、完全無料で通販サイトは運営できないという事を覚えておいてください。
Amazon
Amazonは、商品陳列型と言われるショップです。
コンビニに例えると、棚を分けてもらってそこに商品を並べて販売していくといった感じになります。
販売のほうはすべての商品に対してお店側(Amazon側)で代行してもらうといった方式になります。
商品の在庫はFBA(フルフィルメント by Amazon)という、Amazonの倉庫に預けることもでき、商品が売れれば自動でその倉庫から発送してくれます。
FBAだと、商品の発送から返品交換、顧客対応まですべてをAmazonの方がやってくれるのでとても楽です。
その代わりに、販売手数料+FBAの保管料などの手数料がかかってきます。
出荷担当を新たに雇用するのは大変だと思うショップさんは、ぜひAmazonのFBAを使ってみてはいかがでしょうか。
楽天市場
楽天市場は、店舗型と言われるショップです。
サイトに自分のお店を出すという形です。
コンビニに例えると、そのコンビニのオーナーになるという感じです。
自分がどの商品を扱うのかを決めれますし、商品サイトのレイアウトも自由です。
自由度の高いECモールになります。
購入してくれたお客様に対して、メルマガを出すことが出来ます。
リピート購入を促したり、イベントの際に割引クーポンを配ったり、そういった案内を出せます。
これはAmazonではできないので、ここが大きな違いになります。
楽天市場も、Amazonと同様に楽天ロジスティクスという発送倉庫あるので、そこに商品を預けることも可能ですし、自社発送も可能です。
ヤフーショッピング
ヤフーショッピングはAmazonや楽手市場を比べECの売上の規模が小さく、約1/10程度と言われています。
ヤフーショッピングでの出品を希望されている方がたくさんいますが、その理由として一番大きいのが出店料がいらない事です。
しかし、正直な話をすると、最初はAmazonや楽天市場をおすすめします。
あまり公表したくないのですが、他のECモールに比べヤフーショッピングは転換率が悪いです。
Amazon、楽天市場は月額の出展代金を払ってでも、売れていくECモールはこの2つなので、断然おすすめです。
Amazonは出品形式なので、お客様のメールアドレス等の取得ができません。
商品をFBAに入れてどんどん販売していくという方式になります。
楽天市場はメルマガが出せるので、新商品などが出た時は顧客リストに対して案内もできます。
ここがAmazonと楽天市場のおおきな違いであり、攻略方法の違いです。
店舗型のヤフーショッピングと楽天市場の攻略は似ているので、対策も似てきます。
なので、まずはAmazonと楽天市場に出品して、運用を始めてみてはいかがでしょうか。